高信頼化システム監視機能 HAモニタ Linux(R)(x86)編

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6.6.3 udevルールの設定(Red Hat Enterprise Linux server 6以降の場合)

OSがRed Hat Enterprise Linux 6の場合,サーバ対応の環境設定のscsi_deviceオペランドまたはdmmp_deviceオペランドに指定した共有ディスクのデバイスファイルのオーナー,グループ,およびパーミッションを設定するときは,udevルールファイルで設定します。

共有ディスクのデバイスファイルをwriteモードでオープンした場合,クローズ時にudevルールにイベントが通知され,udevルールで設定した状態(udevルールの設定がない場合はデフォルトの状態)に戻します。HAモニタは,サーバ対応の環境設定のscsi_deviceオペランドまたはdmmp_deviceオペランドに指定した共有ディスクをリザーブするために,共有ディスクのデバイスファイルをwriteモードでopenします。chmod,chownなどでパーミッションを変更した場合は,サーバを起動するとudevルールで設定した状態に戻ります。そのためパーミッションを変更する場合は,udevルールで設定します。

オーナー,グループ,およびパーミッションの設定例(scsi_deviceオペランドにシンボリックリンクを指定する場合)を次に示します。マルチパスソフトウェア(HDLM)を使用する場合は,弊社担当営業にお問い合わせください。また,マルチパスソフトウェア(DMMP)を使用する場合は,DMMPのマニュアルを参照してください。

  1. /etc/udev/rules.d配下にオーナー,グループ,およびパーミッションを固定するためのルールファイルを作成する。
    作成方法を次に示します。
    # touch /etc/udev/rules.d/数値-ルール名.rule
    (凡例)
    数値:2桁の任意の数値
    ルール名:任意の文字列
    数値に99,ルール名にmy-rulesを指定する場合の例を次に示します。
    実行例
    # touch /etc/udev/rules.d/99-my-rules.rules
    注意事項を次に示します。
    • ルール名には,/etc/udev/rules.d配下にある既存のルールファイルと,同一名称を指定しないでください。
    • 複数のルールファイルで同じデバイスに対して設定した場合,数値が大きいルールファイルの設定が適用されます。
    • ディスクデバイスに関するほかのudevルールよりも,大きい数値を設定することを推奨します。標準の設定では,ディスクデバイスに関するudevルールは60以下の数値で設定されています。
  2. ルールファイルを編集する。
    ルールファイルを,viエディタなどで編集し,次の行を追加します。
    ACTION=="add|change", SYMLINK=="シンボリックリンク", OWNER="オーナー名", GROUP="グループ名", MODE="パーミッション", OPTIONS+="nowatch"
    シンボリックリンクには,scsi_deviceオペランドに設定した値から「/dev/」を除いた値を指定します。設定例を次に示します。
    ACTION=="add|change", SYMLINK=="disk/by-id/scsi-360060e8010462fe004f2b6ae00000065", OWNER="user1", GROUP="group1", MODE="0666", OPTIONS+="nowatch"
  3. ルールファイルを反映させるために,OSを再起動する。
  4. 手順2.で編集したファイルを他系にコピーし,手順3.を実行する。
    /dev/disk/by-id配下のシンボリックリンクは,どの系から参照しても同じ値であるため,編集する必要はありません。