SEWB+/REPOSITORY 辞書設計ガイド

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4.1.6 CSV形式の記述規則

ここでは,辞書情報をCSV形式で表すための共通の記述規則について説明します。

<この項の構成>
(1) レコードの記述
(2) 数値の記述
(3) 文字列の記述
(4) 定義項目の初期値

(1) レコードの記述

各定義項目に対応する値は,数値又は文字列で記述します。値は区切り文字となるコンマ(,)で区切ります。空白やタブは区切り文字とみなされません。

「,,」のように区切り文字を連続して記述すると,その中の値は省略されたものとみなされます。この場合,対応する定義項目には数値又は文字列の初期値があてはめられます。数値又は文字列のどちらが省略されたのかは,対応する定義項目の属性によって判断されます。詳細については,「(4) 定義項目の初期値」を参照してください。

(2) 数値の記述

整数及び実数の記述規則を次に説明します。

(a) 整数

次の形式で整数を表記します。

Snnnn
  • S は符号(+又は−)を示します。ただし+の場合は省略できます。
  • nnnn は仮数部を示します。整数値で表記します。

(b) 実数

次の形式で実数を表記します。

SnnnnESnn
  • S は符号(+又は−)を示します。ただし+の場合は省略できます。
  • nnnn は仮数部を示します。整数値で表記します。小数点を含めて表記することもできます。
  • E は指数部の始まりを示します。「E」又は「e」で表記します。
  • nn は指数部を示します。整数値で表記します。

(3) 文字列の記述

文字列の記述には,ダブルクォーテーション(")で囲む方法と,ダブルクォーテーションで囲まないでそのまま記述する方法の2通りがあります。

文字列をダブルクォーテーションで囲む方法は,標準フォーマットの記述に使用します。また,ダブルクォーテーションで囲まない方法は,標準フォーマットのほかに,ERwin/ERXなどの他のアプリケーションと連携するためのフォーマットの記述に使用します。フォーマットの詳細については,「4.1.7 CSV形式ファイルフォーマット」を参照してください。

(a) ダブルクォーテーションで囲む文字列

次の方法で文字列を記述します。全角文字を記述する場合には,シフトJIS標準漢字コードを使用します。

(b) ダブルクォーテーションで囲まない文字列

次の方法で文字列を記述します。全角文字を記述する場合には,シフトJIS標準漢字コードを使用します。

(c) 共通規則

コメント及びルールスクリプトの値には,文字列中に改行とタブを記述できます。このほかの定義項目に改行とタブを記述することはできません。

「\」は,改行やタブを記述するために特別な扱いをしています。このため,CSV形式ファイルの入力時には「\\」が「\」に変換され,出力時には「\」が「\\」に変換されます。

(4) 定義項目の初期値

区切り文字を連続して記述し,値を省略した場合の初期値を次に示します。

(a) データ項目の初期値

データ項目の定義項目,アクセス権,及び関連情報の初期値を,表4-1に示します。

表4-1 データ項目の初期値

項目 初期値
定義項目 データ項目名 ※1
標準名称 長さ0の文字列(NULL)
フリガナ 長さ0の文字列(NULL)
分類 「分類なし」※2
けた数 特定の値は設定されない
小数部けた数 特定の値は設定されない
反復回数 特定の値は設定されない
最上位結合項目フラグ 最上位結合項目ではない
フィールド1〜20 長さ0の文字列(NULL)
コメント 長さ0の文字列(NULL)
名前 長さ0の文字列(NULL)
タイプ 「フリー定義」(長さ0の文字列(NULL))
タイプ修飾情報※3 長さ0の文字列(NULL)
取りうる値 長さ0の文字列(NULL)
初期値 長さ0の文字列(NULL)
言語別フィールド 長さ0の文字列(NULL)
セキュリティ情報 所有者名 ログインしたユーザ,又は指定した所有者※4
グループ名 システム管理者でログインしている場合は“everyone”が,システム管理者以外の場合はログインしたユーザが所属するグループ,又は指定したグループ※5
アクセス権 アクセス権の初期値※6
関連情報 親データ項目 辞書フォルダを親とする
構成項目 構成項目なし

注※1 必ず定義しなければならないため,初期値はありません。

注※2 結合項目の場合は「結合データ」となります。

注※3 言語区分「COBOL又はOOCOBOL」で定義する編集文字列,言語区分「IDL(CORBA)」で定義するシーケンスを指します。

注※4 CSV形式ファイル入力コマンドの引数,又は[CSV入力オプション]ダイアログで指定した所有者名です。

注※5 CSV形式ファイル入力コマンドの引数,又は[CSV入力オプション]ダイアログで指定したグループ名です。

注※6 初期値については,「3.2.1 アクセス権の設定」を参照してください。


(b) 業務ルールの初期値

業務ルールの定義項目,アクセス権,及び関連情報の初期値を,表4-2に示します。

表4-2 業務ルールの初期値

  項目 初期値
定義項目 業務ルール名 なし※1
標準名称 長さ0の文字列(NULL)
フリガナ 長さ0の文字列(NULL)
フィールド1〜3 長さ0の文字列(NULL)
共用情報 「共用する」
キーワード キーワードなし
適用条件 適用条件なし
関連データ項目 関連データ項目なし
ルールスクリプト 長さ0の文字列(NULL)
コメント 長さ0の文字列(NULL)
セキュリティ情報 所有者名 ログインしたユーザ,又は指定した所有者※2
グループ名 システム管理者でログインしている場合は“everyone”が,システム管理者以外の場合はログインしたユーザが所属するグループ,又は指定したグループ※3
アクセス権 アクセス権の初期値※4

注※1 必ず定義しなければならないため,初期値はありません。

注※2 CSV形式ファイル入力コマンドの引数,又は[CSV入力オプション]ダイアログで指定した所有者名です。

注※3 CSV形式ファイル入力コマンドの引数,又は[CSV入力オプション]ダイアログで指定したグループ名です。

注※4 初期値については,「3.2.1 アクセス権の設定」を参照してください。


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