JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス
メール送信ジョブ定義情報の記述方法を説明します。
メール送信ジョブ定義情報の形式,およびパラメーターを次に示します。
- 形式
[mladr={to|cc|bcc}:"宛先";] [mlprf="プロファイル名";] [mlsbj="件名";] [mltxt="本文";] [mlftx="本文ファイル名"; [mlatf="添付ファイル名";] [mlafl="添付ファイルリスト名";] [pfm={u|p};] [etm=n;] [fd=実行所要時間;] [ex="実行ホスト名";] [ha={y|n};] [eu={ent|def};] [jty={q|n};]
- パラメーター
- mladr={to|cc|bcc}:"宛先";
- 送信先のメールアドレスを定義します。
- 「mladr={to|cc|bcc}:"宛先";」の形式で,20件まで同時に指定できます。
- to:メールを宛先に送信します。
- cc:メールのコピーを宛先に送信します。
- bcc:メールをブラインドカーボンコピーで宛先に送信します。
- アドレスに指定できる文字数は,1〜256(単位:バイト)です。
- アドレス中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- アドレスには,マクロ変数を指定できます。
- 「pfm=p;」を指定した場合に使用できるアドレスの形式を,次の表に示します。
プロファイルの種類 形式 指定可否 Exchange Server 表示名 ○ エイリアス ○ アドレス × インターネットメール ○ Groupmax ニックネーム ○ 日本語名 × 英語名 × インターネットメール ○ インターネットメール インターネットメールアドレス ○ Microsoft Mail 名前 ○ メールボックス × - (凡例)
- ○:指定できる。
- ×:指定できない。
- mlprf="プロファイル名";
- メール送信ジョブを実行するエージェントホスト上の環境設定の[メール連携]タブで指定した「メールプロファイル名」を定義します。
- このパラメーターは,「pfm=p;」を指定した場合にだけ有効です。また,「pfm=p;」を指定した場合には必須の項目になります。
- 指定できる文字数は,1〜256(単位:バイト)です。
- プロファイル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- マクロ変数を指定できます。
- mlsbj="件名";
- 送信するメールの件名を定義します。
- 指定できる文字数は,1〜256(単位:バイト)です。
- 件名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- マクロ変数を指定できます。
- mltxt="本文";
- 送信するメールの本文を定義します。
- 指定できる文字数は,改行を含めて1〜512(単位:バイト)です。なお,UNIXの場合は,最終行に改行がないと行として成りたたないため,最終行には必ず改行が入ります。
- 本文中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- マクロ変数を指定できます。
- mlftx="本文ファイル名";
- 送信するメールの本文ファイル名を定義します。
- 指定できる文字数は,1〜256(単位:バイト)です。ファイル名はフルパスで指定します。
- ファイル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- マクロ変数を指定できます。
- mlatf="添付ファイル名";
- 添付ファイル名を定義します。このパラメーターは,「pfm=p;」を指定した場合にだけ有効です。
- 「mlatf="添付ファイル名";」の形式で,20件まで同時に指定できます。
- 指定できる文字数は,1〜256(単位:バイト)です。ファイル名はフルパスで指定します。
- ファイル名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- マクロ変数を指定できます。
- mlafl="添付ファイルリスト名";
- 添付ファイルのリストファイル名を定義します。このパラメーターは,「pfm=p;」を指定した場合にだけ有効です。
- 指定できる文字数は,1〜256(単位:バイト)です。ファイル名はフルパスで指定します。
- リスト名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
- マクロ変数を指定できます。
- pfm={u|p};
- ジョブを実行するプラットフォーム種別を指定します。省略した場合,pが仮定されます。
- u:UNIX環境で実行します。
- p:Windows環境で実行します。
- etm=n;
- 実行打ち切り時間を,実行開始時刻からの相対分で定義します。指定できる値は,1〜1,440(単位:分)です。
- fd=実行所要時間;
- 終了遅延監視するジョブの実行所要時間を定義します。
- 指定できる値は,10進数の値で1〜1,440(単位:分)です。
- ex="実行ホスト名";
- ジョブを実行するエージェントホスト名を定義します。指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
- ha={y|n};
- ジョブの実行を保留するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。
- y:保留します。
- n:保留しません。
- eu={ent|def};
- ジョブ実行時のJP1ユーザーを定義します。省略した場合,entが仮定されます。
- ent:ジョブネットを登録したJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
- def:ジョブを所有するJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
- jty={q|n};
- キューイング属性の種別を定義します。省略した場合,qが仮定されます。
- q:キューイング属性あり。
- n:キューイング属性なし。
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