Cosminexus SOAPアプリケーション開発ガイド
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(1) SOAPアプリケーションを新規に開発する場合
SOAPアプリケーションを新規に開発する場合の流れを示します。
図3-1 WSDLを使用したSOAPアプリケーションの新規開発
![[図データ]](FIGURE/ZU030400.GIF)
SOAPアプリケーションを新規に開発する場合,Javaインタフェース(リモートインタフェース)からWSDLを生成し,生成したWSDLからサーバおよびクライアントに必要な次のファイルを生成します。
- サーバで使用するJavaクラス(スケルトン)およびサービスデプロイ定義
- クライアントで使用するJavaクラス(スタブ)
SOAPアプリケーションを新規に開発する場合の手順を示します。括弧内の数字は,開発例の参照先を示します。
- Javaインタフェース(リモートインタフェース)を作成する(4.1.2)
SOAPアプリケーションのWSDLを作成するために,Javaインタフェース,およびユーザ定義のデータ型クラスを作成します。
- WSDLを生成する(4.1.3)
作成したJavaインタフェースおよびユーザ定義のデータ型クラスから,SOAPアプリケーションのWSDLを生成します。
- スケルトンおよびサービスデプロイ定義を生成する(4.1.4)
生成されたWSDLからサーバ側に必要なソースコードであるスケルトンを生成します。同時に,生成したソースコードをSOAPアプリケーションとして利用するためのサービスデプロイ定義を生成します。
- サーバ側の処理を実装する(4.1.5)
スケルトン生成時に生成された実装クラスに,SOAPサービスの実装を記述します。
- スタブを生成する(4.1.7)
WSDLからクライアント側に必要なソースコードであるスタブを生成します。
- クライアント側の処理を実装する(4.1.8)
SOAPサービスを利用するクライアント側の処理を実装します。
(2) 既存のJavaクラスを利用してSOAPアプリケーションを開発する場合
既存のJavaクラスを利用してSOAPアプリケーションを開発する場合の流れを示します。
図3-2 既存のJavaクラスを利用したSOAPアプリケーションの開発
![[図データ]](FIGURE/ZU030500.GIF)
既存のJavaクラスからWSDLおよびサービスデプロイ定義を生成します。生成したWSDLからクライアントで使用するJavaクラス(スタブ)を生成します。
既存のJavaクラスを利用してSOAPアプリケーションを開発する場合の手順を示します。括弧内の数字は,開発例の参照先を示します。
- サービスデプロイ定義を生成する(4.2.2)
既存のJavaクラスをSOAPアプリケーションとして利用するためのサービスデプロイ定義を生成します。
- WSDLを生成する(4.2.4)
既存のJavaクラスをSOAPサービスとして公開するためのWSDLを生成します。
- スタブを生成する(4.2.5)
生成されたWSDLからクライアント側に必要なソースコードであるスタブを生成します。
- クライアント側の処理を実装する(4.2.6)
SOAPサービスを利用するクライアント側の処理を実装します。
(3) 既存のEJBを利用してSOAPアプリケーションを開発する場合
既存のEJBを利用してSOAPアプリケーションを開発する場合の流れを示します。
図3-3 既存のEJBを利用したSOAPアプリケーションの開発
![[図データ]](FIGURE/ZU030550.GIF)
既存のEJBからWSDLおよびサービスデプロイ定義を生成します。生成したWSDLからクライアントで使用するJavaクラス(スタブ)を生成します。
既存のEJBを利用してSOAPアプリケーションを開発する場合の手順を示します。括弧内の数字は,開発例の参照先を示します。
- EJB呼び出し環境を設定する(4.3.2)
J2EEアプリケーションのRMI-IIOPインタフェースおよびRMI-IIOPスタブを取得します。
- サービスデプロイ定義を生成する(4.3.3)
Enterprise Beanクラスとホームインタフェースから,既存のJavaクラスをSOAPアプリケーションとして利用するためのサービスデプロイ定義を生成します。
- WSDLを生成する(4.3.5)
既存のEJBをSOAPサービスとして公開するためのWSDLを生成します。
- スタブを生成する(4.3.6)
生成されたWSDLからクライアント側に必要なソースコードであるスタブを生成します。
- クライアント側の処理を実装する(4.3.7)
SOAPサービスを利用するクライアント側の処理を実装します。
(4) 添付ファイルを使用してSOAPアプリケーションを開発する場合
添付ファイルを使用したSOAPアプリケーションを開発する場合の流れを示します。
図3-4 添付ファイルを使用したSOAPアプリケーションの開発
![[図データ]](FIGURE/ZU030400.GIF)
添付ファイルを使用したSOAPアプリケーションを開発する場合,Javaインタフェース(リモートインタフェース)からWSDLを生成し,生成したWSDLからサーバおよびクライアントに必要な次のファイルを生成します。
- サーバで使用するJavaクラス(スケルトン)およびサービスデプロイ定義
- クライアントで使用するJavaクラス(スタブ)
添付ファイルを使用したSOAPアプリケーションを開発する場合の手順を示します。括弧内の数字は,開発例の参照先を示します。
- Javaインタフェース(リモートインタフェース)を作成する(4.4.2)
SOAPアプリケーションのWSDLを作成するために,Javaインタフェース,およびユーザ定義のデータ型クラスを作成します。
- WSDLを生成する(4.4.3)
作成したJavaインタフェースおよびユーザ定義のデータ型クラスから,SOAPアプリケーションのWSDLを生成します。
- スケルトンおよびサービスデプロイ定義を生成する(4.4.4)
生成されたWSDLからサーバ側に必要なソースコードであるスケルトンを生成します。同時に,生成したソースコードをSOAPアプリケーションとして利用するためのサービスデプロイ定義を生成します。
- サーバ側の処理を実装する(4.4.5)
スケルトン生成時に生成された実装クラスに,SOAPサービスの実装を記述します。
- スタブを生成する(4.4.7)
WSDLからクライアント側に必要なソースコードであるスタブを生成します。
- クライアント側の処理を実装する(4.4.8)
SOAPサービスを利用するクライアント側の処理を実装します。
(5) DIIを使用してSOAPアプリケーションを開発する場合
DIIを使用したSOAPアプリケーションを開発する場合の流れを示します。
図3-5 DIIを使用したSOAPアプリケーションの開発
![[図データ]](FIGURE/ZU030600.GIF)
JavaインタフェースからWSDLを生成し,生成したWSDLからサーバで使用するJavaクラス(スケルトン)およびサービスデプロイ定義を生成します。DIIを使用する場合,スタブは使用しません。SOAPサービスの呼び出しに必要な情報をWSDLファイルから取得します。
DIIを使用したSOAPアプリケーションを開発する場合の手順を示します。括弧内の数字は,開発例の参照先を示します。
- Javaインタフェース(リモートインタフェース)を作成する(4.1.2)
SOAPアプリケーションのWSDLを作成するために,Javaインタフェース,およびユーザ定義のデータ型クラスを作成します。
- WSDLを生成する(4.1.3)
作成したJavaインタフェースから,SOAPアプリケーションのWSDLを生成します。
- スケルトンを生成する(4.1.4)
生成されたWSDLからサーバ側に必要なソースコードであるスケルトンを生成します。
- サーバ側の処理を実装する(4.1.5)
スケルトンの生成と同時に生成された実装クラスに,SOAPサービスの実装を記述します。
- DIIのクライアント側の処理を実装する(3.8.2)
SOAPサービスを利用するクライアント側の処理を実装します。
(6) .NET Frameworkを使用してSOAPアプリケーションのクライアントを開発する場合
.NET Frameworkを使用してSOAPアプリケーションを開発する場合の流れは,新規に開発する場合,既存のJavaクラスを利用する場合,および既存のEJBを利用する場合と同じです。
ただし,クライアント側に必要なソースコード(スタブ)を生成するときに,.NET Framework SDKが提供するwsdlコマンドを使用する必要があります。
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